1999年 名古屋大学 遺伝子実験施設の石浦正寛教授(現在名誉教授)からの要請で、「FA事業部」の要素技術である搬送技術を駆使しバイオ関連機器である「BL試料搬送装置」を初めて共同開発しました。
その実績を評価頂き、その後、国立研究開発法人 科学技術振興機構の数々の開発プログラムに同大遺伝子実験施設殿のご指導のもと、数度にわたるプログラムに参画させて頂き、数々のバイオ機器を共同開発して市場に送り出してきました。
また、愛知県の公益財団法人 科学技術交流財団の育成試験を同大学遺伝子実験施設と共同で実施し、共同開発をさらに進めメニューを増やし実績を上げています。
実績
2005~2009 | 科学技術振興機構 先端計測分析技術・機器開発事業 「機器開発プログラム」へ参画機関として参加
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2009~2012 | 科学技術振興機構 先端計測分析技術・機器開発事業 「ソフトウェア開発プログラム」へ中核機関として参加
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2009 | 科学技術交流財団「育成試験」採択 課題名「有用植物個体の遺伝子発現をリアルタイム計測する装置」
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2012 | 科学技術交流財団「育成試験」採択 課題名「簡便で小型軽量な高速自動種まき装置の実用化」
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成果品
生物発光測定装置 - 試料の発光を連続自動測定 -
高感度生物発光測定装置
- 24ウェルプレートの発光を超高感度測定(CL24)
- 新開発の高感度光電子増倍管
(浜松ホトニクス殿・名古屋大学殿との共同開発)を搭載
ハイスループット生物発光測定装置
- 大量の試料の発光を高速に連続自動測定
- 大規模な測定やスクリーニングに最適
- 高感度CCDによる画像イメージング
- 様々な形状や様態の試料が測定できる
大型植物用生物発光測定装置
- 大型植物に対応した測定装置
- 35mm丸型シャーレにも対応
関連機器 - 作業の自動化や効率化を支援 -
BL試料搬送装置
- TopCount NXTに最適化したプレート自動搬送機
※TopCount NXTはPerkinElmer社殿の製品です
自動種まき機(アクアシード)
- 水に浸した種子が固体培地に様々なパターンで播種できます(世界初)
- 軽量コンパクトなので卓上クリーンベンチ内で無菌的に使用できます
- 高い播種成功率で正確に播種できます
※シロイヌナズナ種子では99%の成功率を実現!! - 独立した6本の播種ノズルを搭載することで、6種子/8秒の高速処理
※96種子を僅か2分で播種!! - 播種ノズルの滅菌洗浄機能でコンタミの心配がありません
自動試料調整装置(ワークステーション)
- 生物試料や培地の調整を自動化
- 様々なユニットを組み合わせることで多彩な作業が可能
- アクアシード(種子分注)
- 加温寒天培地分注
- 液体分注
- 液体スポッティング
- コロニーピッキング